劇場版『チェンソーマン レゼ篇』は、切なさと衝撃が同時に押し寄せる名エピソードです。
レゼの正体は?
なぜデンジを殺さなかった?
マキマの目的は?
そして、あのラストに込められた意味とは──。
本記事では、レゼ篇で多くの人が抱く“素朴な疑問”をQ&A形式でやさしく解説していきます。
映画を見た後のモヤモヤが少しでも晴れますように。
Q1. レゼの正体は?
レゼは
爆弾の悪魔(ボム)のハイブリッドであり、ソ連のスパイです。
普段は人間の姿で生活できますが、首のピンを抜くことで戦闘形態に変身します。
Q2. レゼはデンジを好きだったの?
結論としては、
✔ 最初は任務
✔ 途中から心が揺らいだ
が最も自然な解釈です。
- すぐ殺さない
- 一緒に過ごす時間を楽しんでいる
- 最後にデンジのもとへ戻ろうとする
これらは“任務だけでは説明できない行動”です。
Q3. なぜレゼはデンジをすぐ殺さなかった?
理由はいくつか考えられます。
- デンジの無邪気さに心が緩んだ
- 普通の青春のような時間を味わってしまった
- 情報収集の一環だった
- 戦うたびにためらいが増えていった
特に映画版は「ためらい」の描写が丁寧で、レゼの葛藤がより伝わる演出になっています。
Q4. レゼはなぜ学校に誘ったの?
学校は “普通の青春”“平凡な幸せ” の象徴です。
- 鐘を鳴らす
- 階段を駆け上がる
- 教室で向かい合う
それらはレゼにとって
「自分には手に入らなかった夢」のような時間。
デンジと過ごすことで、ほんの一瞬だけ“もしも”の未来を見たのかもしれません。
Q5. レゼ篇のテーマは何?
主なテーマは次の4つです。
- 自由(レゼが求めたもの)
- 支配(マキマのルール)
- 恋(デンジの初恋)
- 青春(“普通”への憧れ)
この4つが交差することで、美しくも残酷な物語が形作られています。
Q6. なぜレゼは最後にデンジのもとへ戻ろうとした?
理由はシンプルです。
任務ではなく、自分の気持ちを選んだから。
“自分で選ぶ”という行動はレゼの人生ではほとんどなかったはず。
だからこそ最後に踏み出した一歩は、彼女の中でとても大きな意味を持っていました。
Q7. マキマはなぜレゼを殺した?
マキマは
チェンソーの悪魔(=デンジの心臓)の価値を守るため
世界中の勢力を排除しています。
レゼはスパイであり敵国の兵器。
デンジに情が移り、任務を放棄しようとした段階で、“処分対象”になったと考えるのが自然です。
Q8. 爆弾の悪魔(ボム)の能力は?
- 首のピンを抜くと変身
- 爆発による高速移動
- 触れたものを爆破
- 広範囲の爆破攻撃
- 身体能力強化
映画では、爆発の光や火花が美しく描かれ、“兵器としての恐ろしさ”と“儚さ”が同時に伝わります。
Q9. レゼの弱点は?
レゼ(ボム)は強力ですが、弱点もあります。
✔ 水中で爆破能力が弱まる
爆発には酸素が必要なため、海や水中では推進力が低下します。
✔ 組み付き・拘束に弱い
高速戦闘が基本のため、動きを止められると一気に不利になります。
Q10. なぜ映画でレゼは海でデンジに敗れたの?
複数の理由が重なっています。
- 水中で爆発できなかった
- スピードを封じられた
- デンジは水中でも能力が落ちにくい
- レゼはデンジを殺し切る意思が弱かった
能力面+心理面の両方が関係しています。
Q11. レゼ篇は原作の何巻?
原作7〜8巻がレゼ篇の範囲です。
映画はこの2巻を丁寧に再構成しています。
Q12. レゼは今後また登場するの?
ここは少しネタバレになりますが──
原作では“直接的な再登場”はありません。
ただし、レゼ篇が与えた影響や世界観の広がりは、後の章(サンタクロース編など)にも繋がっています。
Q13. レゼ篇の次はどんな話?
レゼ篇のあと、物語は 「サンタクロース編」 に進みます。
- 国際対魔特異課
- 多国勢力
- 闇の悪魔
- デンジの精神の変化
チェンソーマン全体でも屈指の重厚な章で、レゼ篇の余韻とはまた違う恐ろしさが描かれます。
【まとめ】
レゼ篇は
“恋・自由・支配・青春”という複数のテーマが絡む、非常に奥深いエピソードです。
レゼというキャラクターの魅力、
デンジの揺れ動く心、
マキマの支配の強さ──。
理解が深まるほど、この章が「チェンソーマンの心臓部」のひとつだと実感できます。



